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お粥地獄とともにやってきたものは。

お粥地獄とともにやってきたのは、便秘地獄でした。
お粥は水分が多いので、それだけでお腹がパンパンに。
私がベッドに横たわっている時にryuさんがリハビリの時間ですよ~と来て下さったんですが、私のおなかを見てビックリ仰天!!
「ハトコさん~そのおなかどうしたの??」
「便秘がひどくて1週間位出でいないんですよ。。。」と私。
「その状態では辛いから看護師さんに言って今日中に座薬を入れてもらった方がいいよ。」と言われました。
「それがね・・・もう3日位前から便秘をなんとかしてほしい~。」って看護師さんに相談しているんですが
「浣腸と座薬は、血圧が下がるから危険です。と言われてそのままなんです。」
確かに、私のこの時の血圧は最高血圧が86位で、80を切るとリハビリが出来ない・・・ということもありました。
それだけ心臓の具合が悪かったのだと思います。。。
「それでも、もう一度相談してみたほうがいいし、私からも看護師さんに伝えておきますから。」とおっしゃって下さいました。
今まで二人の看護師さんに相談しても全く便秘の解決策は考えてくれなかったのですが、この日の担当の看護師さんに相談すると「座薬をいれてみましょう。」とすぐ動いてくれました。
座薬を入れて20分待つと、何と待ちに待った排○がありました。。。
早くこの看護師さんに相談すれば良かったよ~と思い、シャンプーをしてほしい・・・とか・・・こちらからのお願い事がある時には、全部この看護師さんに頼むことにしました。
なんで人によってこんなに対応が違うのか・・・。
しかし、その後も私の便秘はより一層頑固な便秘になり・・・座薬を入れても出ない・・・という状態になってしまいました。
どうしようもなくて考え出された結果は、摘便。
読んで字のごとく、看護師さんが手袋をしてキシロカインゼリーを塗って直接肛門から便を掘り出すというもの。
結局、摘便は違う看護師さんにより2回経験することになりますが・・・2回目の看護師さんの方が上手でした。
1回目の看護師さんはどこまでも掘り出そうとして痛くて痛くて悶絶状態になったしまったのですが、2回目の看護師さんは
「ハトコさん~詰まっている箇所は開通したので、ここでちょっと力んでみて。」と言われたので
「ここはベッド上ですが大丈夫ですか??」
「大丈夫大丈夫~♪ペットシーツが敷いてあるから遠慮しないで頂戴。」と言われて
遠慮なくすることに。もうここまで厳しい入院生活をしていると恥ずかしいとかそういう感情は失せてくるもの。

看護師さんは「ほら出た出た~これで3日は大丈夫ね~ほら~こんなにすっきり出たよ~見てみて。」と。
ゾウさんのような山のような便が出てビックリ仰天。
「えっ!!!これ全部私のおなかから出たの?!」
「これじゃあ苦しいわけだし、お腹いっぱい詰まっているから食事もできない訳よね。良かったよ♪♪」と言って看護師さんは帰って行かれました。
本当に看護師さんは、私たちの想像を越えるような大変なお仕事で・・・
自分には人様の便の処置なんかできるわけもなく・・・本当に頭が下がりました。。。

この恥ずかしい経験をもとに、私はryuさんに「とにかく1日でも早く自分でトイレに行けるように指導して頂きたい。」とお願いすることに。
この時は、たった2メートル先の個室のトイレに行くこともできずに、必ず助手さんと看護師さん二人についてもらって
ベッドから起きあがらせてもらって車いすに乗せてもらい・・・そして下着を下してもらって便座に座らせてもらい
終わるとナースコールで呼び出してお尻も拭いてもらって便座から立たせてもらい、また車椅子に乗せてもらってベッドに座らせてもらう・・・すべてが他者のお蔭で成り立っている日常でしたから。
ryuさんは、まずベッド上で寝返りを打つ方法・・・ベッドに起きあがる方法を伝授してくださいました。
「これが出来ればまず第一段階がクリアだよ。明日も来るから少しでもできるように練習してね。」と。
このころは寝返りも打てなかったので、数時間ごとに看護師さんに右を向かせてもらったり、左を向かせてもらったり・・・・と
とにかく褥瘡ができないようにあちこちにクッションをはさんでもらっていました。
今日はここまでにします。。。





by mihi_liebe | 2019-07-10 16:08 | 健康 | Comments(0)